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第32回全九州大学野球選手戦大会準々決勝 vs九州共立大学

こんばんは。3年マネージャーの阿部です。


第32回全九州大学野球選手戦大会準々決勝

10月26日(日)vs九州共立大学の日程が、今津運動公園野球場にて行われました。


結果は下記のとおりです。


【共】021 000 004|7

【北】040 002 100|7


【北】¦宮原、髙山 — 福田

【共】¦稲川、佐原、佐々木、末松 — 松山


昨日の勝利から一夜。

興奮も冷めやらぬまま、チームは準々決勝を迎えます。

対するは名門・福岡六大学野球連盟覇者、九州共立大学。


九共大は、先日のドラフトでも注目を集めた九州屈指のエース投手を先発に送り出します。

しかし北九大打線はその名腕にも怯むことなく挑みます。二番・田中悠(2年・新宮)が3球目を巧みに中前へ運び、チーム初安打で魅せます。幸先の良いスタートを切るものの、ここは相手内野陣の堅い守りに阻まれ、先制点とはなりません。


続く2回表、雨脚が強まり、頭上を大きな風が吹き抜けます。

その風の援護を受けた打球が外野手の頭上を越え、連続長打を含む3本の被安打で2点を失います。


2回裏、今度は北九大が相手守備の乱れを誘います。

四球と安打で走者を溜めると、牧(3年・熊本工業)が三塁線を狙った巧みな犠打を安打とし、無死満塁の好機を作ります。この絶好機の中、雨脚がさらに強まり、試合は一時中断。41分の中断を経て、下位打線から攻撃を再開します。雨で濡れたユニフォームが体温を奪い、日が落ちるにつれて今度は寒さが選手たちを蝕みます。

それでも気迫でバットを振り抜き、福田(3年・矢上)が内野ゴロの間に1点を返すと、野手の失策も絡み、なおも満塁。

ここから押し出しの四球で同点に追いつきます。

さらに田中悠が中前へ適時打を放ち勝ち越し。続く黒田(2年・福岡大学附属大濠)の中犠飛で追加点を挙げ、この回一挙4得点。見事逆転に成功します。


3回表、連続被安打で走者を背負うも、遊撃手・田中悠の俊敏な守備が光ります。鋭い打球を難なく捌き、併殺に打ち取って最小失点で切り抜けます。


5回表には、二塁手・牧の軽快なグラブ捌きがチームを救います。強烈な当たりを好捕し、危機の芽を摘み取りました。続く6回表でも捕手・福田が鋭い送球で出塁を阻止し、相手の流れを断ち切ります。


1点差となり、少しでも点差を広げたい北九大は、以降も各回で得点圏に走者を進めるものの、あと一本が出ず無得点の回が続きます。

しかし6回裏、継投の乱れをつき、黒田が左前安打でチームに流れを呼び込みます。暴投と偽投で三塁まで進むと、次打者小畑(3年・壱岐)の適時打で生還。なおも一死満塁と攻め立てる中、中尾(2年・広陵)が内野安打で繋ぎ、次打者の四球で再び満塁に。この重圧のかかる場面で、牧が走犠打を成功させ、1点を追加。北九大はこの回計2得点でリードを広げます。


7回裏、東野が中前安打から攻撃を開始すると、盗塁、暴投の間に果敢に進塁。梅﨑(3年・長崎日本大学)が左前適時打を放ち貴重な1点を追加します。


4点リードで迎えた最終回、九共大の攻撃。マウンドにはなおも先発宮原(3年・必由館)が立ちます。

あと3アウトで準決勝へと進めるこの場面に、ベンチは一層の盛り上がりを見せ、宮原を声で鼓舞します。しかし、四球と安打、失策が重なり満塁の危機。右犠飛で1点を失うと、投球数はすでに140球を超える中、宮原は気迫の投球を続けます。

それでも再び四球と安打で走者を背負うと、右前適時打で返され同点に並びます。あと1アウトが遠く、重苦しい空気が漂う中、北九大は継投策を選択。強心臓の髙山(2年・東福岡)が登板します。最後の打者を遊飛に打ち取り、なんとか逆転を許さず攻撃へと繋ぎます。


その裏、クリーンナップから始まる好打順。

しかし、一度傾いた流れは簡単には戻らず、二者連続の空振三振。最後の中尾の放った打球も三邪飛に倒れ、試合は大会規定によりタイブレークの様相を呈します。

審判団と両指導者の協議の結果、日没コールドが宣告され、試合終了。

最終的に【共】7-7【北】で引き分けました。


雨、風、そして寒さの中で全員が最後まで戦い抜いた一戦。

引き分けに終わった悔しさを胸に、チームは再び立ち上がります。

3連戦となる明日も、神宮への切符をつかむその瞬間まで、北九大らしく全員野球で挑みます。



〜次回の試合のお知らせ〜


全九州大学野球選手戦大会準々決勝再試合

10/27(月)vs.九州共立大学

13:00試合開始予定

@筑豊緑地野球場


今後とも変わらぬ応援のほどよろしくお願いします。

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