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令和7年度春季リーグ戦vs久留米大学

更新日:11 分前

【令和7年度春季リーグ戦ブログ】


こんばんは。4年マネージャーの岡村です。


令和7年度春季リーグ戦

5月11日(日)vs.久留米大学の日程が、県営春日運動公園野球場にて行われました。


結果は下記のとおりです。


【北】 010 010 000 14 | 7

【久】 000 000 020 11 | 4


【久】田中、●松田ー桑畑

【北】髙山、○木下ー福田


入学当初から最弱世代と言われ続けた我々、中村世代の最終戦。スローガン"一"の下、どんな時も94人気持ちを一つに約5週間戦い抜いてきました。

最後の声出しは入学時から学生コーチを務め、上手くいかない時もどんな時も我々の道標となってくれた梶原(4年・宮崎商業)が試合前の声出しをしました。部員全員から信頼と尊敬されるコーチ梶原の声出しに気合い十分、最後の試合に挑みます。


今季最終戦の先発を任されたのは好調の髙山(2年・東福岡)。初回から気持ちのこもった投球で久留米打線を三者凡退で抑え、試合を作ります。


2回表の攻撃、ニ死無塁から品川(4年・広島商業)が最高学年の意地を見せ、2球目を捉えて中前安打で出塁します。次打者糸瀬(4年・香住丘)も品川に続き中前安打を放ち、4年生2人が繋ぎます。続く福田(3年・矢上)も流れに乗り、右中間越適時二塁打を放ち気持ちで見せます。下位打線の踏ん張りで先制に成功します。


野手の活躍に投手も鼓舞され、得点圏に進塁を許しません。5回終了時点で、1被安打8奪三振と髙山が最終戦の先発に相応しい活躍を見せます。


5回表には、先頭打者若松(4年・宮崎商業)が中前安打で出塁し流れを作ります。すぐさま盗塁を決め、さらに三ゴロ間に得意の走塁で好走塁を見せ、三塁への進塁に成功します。さらに次打者の野手選択により本塁へ生還。若松が持ち前の俊足でチームの1点を稼ぎます。さらに代打に強い片山(4年・岡山学芸館)が右前安打で出塁に成功します。しかし次打者が打ち取られ、この回は若松の1得点に留まります。


6回からは相手の継投した投手に攻撃が阻まれ、思うように追加点を取ることができません。しかし、北九大の髙山も負けじと投げ、6.7回と三者で抑えます。


2点差で迎えた8回裏、先頭打者に中前安打を許すと、後打者に左越適時二塁打を放たれ1点、さらに暴投間に1点を失い、同点に迫られます。


同点で迎えた9回表、我々の主将中村(4年・佐賀北)が右前安打で出塁し、背中で見せます。後打者には途中出場の鹿山(4年・長崎南山)。同胞の高校出身相手投手に5球邪飛を放ち粘りを見せ、最後はニゴロで打ち取られたものの最後まで全力疾走でヘッドスライディングをするなど最高学年の意地と気合いがチームを鼓舞します。


9回裏、確実に0で抑えるべくマウンドへ上がったのは北九大の抑えのエース木下(2年・長崎北)。先頭打者に安打出塁を許し早速危機を招きます。しかし、途中出場の西井(4年・戸畑)の好守備、さらに要所で三振をとるなどして無失点で切り抜けます。


10回から大会規定によりタイブレークとなります。最後の最後までドキドキさせるような試合展開も中村世代らしいです。

10回表、先頭打者小畑(3年・壱岐)が大きな中飛を放ち、これが進塁打となり一死一・三塁とします。続く片山。左前適時打を放ち、勝ち越しの点を獲得します。母の日となる今日、片山がバットで思いを放ちます。このまま勢いづいて更なる得点を期待するものの、後打者が打ち取られ1点のみのリードとなります。


10回裏、相手先頭打者の犠打失敗で一死をとります。良い流れかと思いきや、その後野手の失策が重なり、1点を失い、同点となります。一死満塁の本日最大の危機、ここで北九大一の守備の星がみせます。梅﨑(3年・長崎日本大学)が難しい当たりの遊ゴロを捌き、強肩で本塁で憤死させます。この好守備に投手木下も奮起し、次の打者も遊ゴロで打ち取り、3年生野手の気合いの入ったプレーが光ります。


【北】3-3【久】で迎えた11回表。人一倍気合いのこもった正捕手の福田が絶妙な犠安打で無死満塁の好機を作ります。福田が気持ちで作った好機、ここで打席に立ったのは気合も十分な峯(2年・海星)。様々な思いを背負って立った打席、大きな応援の力を背に圧巻の綺麗な会心の一打である中越適時二塁打で2点を追加、これが決勝打となりました。頼もしい2年生峯がベンチ・スタンド全ての声を形にし、この大一番で決めてくれました。後輩の活躍に4年生も黙っていません。続く、中村が左越適時二塁打を放ち、さらに2点を追加し、この回合計4得点します。


11回裏、守備にも一層気合いが入ります。

先頭打者を進塁打に打ち取り、次打者で犠飛により1点を失うものの、ニ死に抑えます。緊張感の高まる場面で最終打者を空振三振で打ち取り、三死。【北】7-4【久】で全員の気持ちで最終戦を勝利で収めることができました。


今試合にて、令和7年度春季リーグ戦は閉幕し、北九大は6勝4敗で2位。中村世代の挑戦も幕を閉じました。



中村世代は、甲子園ボーイが沢山いる訳でもなく、ずば抜けた才能がある訳でもない、ただひたすらに練習して努力して、野球を1番に楽しみグラウンドが大好きなメンバーが集まった4年生25人。この4年間、周りからは最弱世代など厳しい声も多くありました。中々花咲かず、もがき苦しむ時間の方が長く、実力派の先輩と後輩に挟まれ、自分達が上手くいかないことへの葛藤の日々もありました。今季も技術では後輩に助けられる場面の方が多かったと思います。それでも、誰よりも努力し、泥臭く食らいついて、4年生25人全員が自分がチームのために何ができるかを必死に考え必死になって走り続けた、そんな代だったと胸を張って言えます。私たちは何よりもこの北九大野球部が大好きでした。メンバーの4年生だけでなく、試合に出られない4年生も、全員が「チームの勝利のために自分にできることを」と、誰一人腐らず声を出し続け、準備をし続けました。グラウンドに立つのは一部でも、全員野球の一体感と愛は、どこにも負けません。


秋6敗からスタートしたチームが、九州インカレで優勝、リーグ戦後のオープン戦全勝、そして福岡大学に2連勝という、歴代にない記録と記憶を残すことができました。だからこそ、役不足の学年だったとは絶対に言わせません。

3年連続優勝を目の前で逃し、あの時こうしていれば打っていればエラーが無ければちゃんと投げていたら声をかけていたら…。後悔は考えれば考えるほど募ります。

しかし、それも含めてこれが今の私たちの全てで、ベストでした。

村上・吉岩・竹下世代と繋いできた我々の大好きな北九大野球部の形を後輩に少しでも繋いでいくことができていたらと思います。


このブログが4年生マネージャーの書く最後のブログとなります。この4年間、ご覧くださり誠にありがとうございました。最後になりましたが、指導者の方々、いつも熱い応援をしてくださった保護者の皆様、OBの皆様をはじめとした、全ての方々、心から感謝申し上げます。どんな時も応援してくださり、私たちの支えになってくださり、ありがとうございました。


北九大には、力も勢いもある頼もしい後輩たちがいます。プレーでチームを勝利へ導く1番星もいれば、チームをまとめて道を照らし先導する太陽もいる、3年生22名のチームとなります。

後輩たちには、どんなに苦しい時も、まずは“野球を楽しむ”“野球が大好き”という原点を忘れないこと。神宮、我々の夢はきっと気付かないだけで目の前にずっといて、待っています。3年間遠回りをして目的地に辿り着けずに夜がふけただけで、また日が登れば私たちの目指す目的地はすぐ目の前にあるでしょう。1年の時から歓喜の輪を目の前で見てきた君たちを待っています。ちゃんと掴んで離さないでください。


私たちが果たせなかった全日本出場という目標は、後輩69人が必ず果たすと信じています。

どうぞ引き続き北九州市立大学硬式野球部への熱く温かい、変わらぬご声援の程お願い致します。




 
 
 

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