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執筆者の写真kitakyubbc6

令和6年度春季リーグ戦 優勝決定戦 vs.福岡大学

更新日:5月26日

こんばんは。3年マネージャーの横手です。


令和6年度春季リーグ戦 優勝決定戦

5月25日(土)vs.福岡大学の日程が、今津運動公園野球場にて行われました。


結果は下記のとおりです。

【北】000 120 000 | 3

【福】004 005 00× | 9


【福】○朝吹、栗林 ー 蓑原

【北】●中村真、川副、廣本 ー 鹿取、福田



全日本大学野球選手権大会出場への切符を懸けた今試合。優勝決定戦に相応しい晴天に恵まれ、北九大への応援は、保護者の方々はもちろん、校内の学生や先生方、関係者の方々にも来ていただき、300人超えの大応援を背に試合に挑みました。


本日の試合前円陣を任されたのは宮本(4年・防府商工)でした。「スタンドには父ちゃん、母ちゃん、仲間、そしていつも支えてくれる指導者、マネージャーがいる。俺は皆を神宮に連れていきたい!感謝の気持ちでは相手を上回り、絶対勝ちに行こう!!」と4年分の気持ちが籠った言葉をかけ、チーム全体に喝を入れます。


初回、中村一(3年・佐賀北)が仕掛けます。相手エースの球を芯で捉え、中前安打で出塁します。しかし、ここは打線が繋がらず進塁することもできません。


北九大の先発は、前回のPayPayドームで行われた福大戦にて完封勝利を収めた中村真(4年・必由館)。1回裏に失策が絡み二死一、三塁となりますが、ここは持ち前の落ち着いた投球で空振三振で抑えます。


試合が動いたのは3回裏でした。一死無塁から振り逃げと失策が相まり、一気に三塁まで進塁を許します。その後2つの四死球と、走者一掃の適時三塁打を含む2本の安打を許し、一気に4点を失います。


しかし、北九大はすぐに反撃態勢に切り替えます。4回表、黒田(1年・福岡大学附属大濠)が左前安打で出塁すると、前の打席で左越二塁打を放っている小畑(2年・壱岐)が相手三塁手の失策を誘う強打を放ち、一死一、二塁とします。そしてここで竹下(4年・岡山学芸館)が主将の意地を見せる右前安打を放ち満塁に。続く鹿取(4年・大村)の右犠飛により1点を返します。


まだまだ反撃は続きます。5回表には若松(3年・宮崎商業)の左前安打、宮本の右前安打により一死一、三塁の好機を作り出します。次打者は今季三冠王に輝いた石橋(4年・宗像)。右犠飛により着実に1点を返します。更に、黒田が1年生とは思えないほど豪快な右中間越適時二塁打を放ち、1点を追加。1点差に詰め寄り、スタンドも最高潮に盛り上がりをみせます。


6回表、二死から牧(2年・熊本工業)と若松の二者連続安打により、二、三塁と得点の機会を得ますが、あと1本が出ません。そして、この回を抑えた福大に流れが渡ります。失策や四死球、更には満塁本塁打を浴び、一気に5点を失いました。


6回終了時点で6点差。しかし、点差を引き離されても、北九大は全員野球を忘れません。四球で出塁した走者を、進塁打と安打で繋ぎ得点圏まで進めます。ところが、流石の最多勝投手。球数が増えても落ちることの無い威力のあるストレートが効き、駄目押しの一本が出ません。


7回裏からは廣本(4年・呉)が継投を任されます。二者連続三振を奪い取る、堂々たる投球を魅せます。そして8回表、先頭打者は代打片山貴(4年・佐賀学園)。努力家で面倒見のいい彼へ、後輩から熱い声援が送られます。追い込まれながらも、中前に跳ね返し、先頭打者出塁に成功します。しかし、相手野手の落ち着いた守備に抑えられ追加点獲得とはなりません。


そして迎えた最終回。中村一から攻撃が始まり、四球を選び取り出塁します。更に、後打者石橋が中前安打で続きます。誰もが手を握り、祈りを込め、「東(4年・熊本工業)まで回せ!!!!」とベンチから一斉に声援が送られます。しかし、反撃はここまで。【北】3-9【福】で試合終了。竹下世代は幕を閉じました。


同じ場所で同じ思いをした、1年前の5月24日を超越ことはできませんでした。優勝できなかった以上、試合内容に満足した選手はいないでしょう。しかし、神宮を目指して初志貫徹した試合終了後の4年生の笑顔は忘れません。竹下世代は全員が全員ひたむきに練習に取り組み、時には厳しい言葉を掛け合い、互いに切磋琢磨する学年でした。その野球へ取り組む姿勢が素晴らしい先輩方の背中を見て育った3年生以下の選手は、今試合で悔しい思いをした選手、試合に出られずにスタンドで応援していた選手、様々な気持ちを味わったと思います。この2回もの悔しい気持ちを味わった選手たちは、来年必ず三度目の正直で全日本出場を果たしてくれると信じています。


最後になりましたが、指導者の方々、いつも熱い熱い応援をしてくださった保護者の皆様、OB会の皆様をはじめとした、関わってくださった全ての方々、心から感謝申し上げます。8週間に渡る長い長い春季リーグ戦となりましたが、最後の最後まで応援してくださり、ありがとうございました。

今後とも変わらぬ応援のほどよろしくお願いします。


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